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お風呂でのワンシーン

こんにちは。

茶っぴ~です。

いろいろありまして、久しぶりの投稿となってしまいました。。。

今回はお風呂でのワンシーンについてです。

私が普段入っているお風呂は共同のお風呂で、大きな浴槽なんですね。

それで、ある日の夜、入りにいくとたまたま一人だったんです。

疲れている体を広い浴槽に伸ばして、とてもくつろいでいました。

でも、なんか物足りないなぁって思う自分もあって、その原因を考えていました。

考えた結果、思いついたことがありました。

「うん。お風呂の温度がちょっとぬるい」

少し遅い時間帯だったので、微妙に温度が下がっていたんですね。

そこで、少しだけ温めようと思ったのですが、浴槽にはだいぶ満タンにお湯が入っていました。

「ここに新たなお湯を入れていくと、浴槽からお湯が溢れてしまうな。。」

浴槽からお湯が溢れて流れていくのは、スーパー銭湯などの施設なら気持ちが良いのですが、普段使うお風呂でそれを見るのはなんとなく心苦しい気持ちが出てきたりするのです。

なんというのでしょうか、う~ん、スーパー銭湯などの施設に行くのって、お金を払って、その対価としてリラックスをもらう為の場面として認識してしまい、

逆に、普段のお風呂は「自分はそんなジャブジャブお湯を出して生活出来る身分じゃない」意識が働いてしまい、「節約」を心がける場面として認識してしまうのです。。

伝わりにくくてごめんなさい~

そんなこんなで、溢れそうな浴槽に新しいお湯を注ぐなんて事が出来そうになかった私は考えました。

「じゃあ、溢れるお湯を見ない状態にすればいい」

そう思った私は、浴槽のお湯を少しぬいてから新しいお湯を注ごうと考えました。

(嗚呼、やっていることは同じなのに、見方によって感じ方が変わる心の不思議と欲求に対する人間の弱さですね。もっと精進出来るよう頑張ります。)

そして、浴槽の排水口の栓を抜きました。

このときは簡単に抜けたんです。

栓を抜くと同時にズンズンお湯が減っていきます。

「思ったより排水って早いのね~」

とか思いながら、浴槽のお湯を眺めていました。

「もうそろそろいいかな」

ある程度お湯がなくなった状態で栓をしようとしました。

すると、ここで問題が発生したのです。

最初に説明しましたが、何人か同時に浴槽に入れる共同のお風呂なので少し広めの浴槽なんです。

だから、栓をしている水圧も結構なものがあるんですね。

再度排水口に栓をしようとすると、栓に水圧がかかっちゃうわけです。

なので、、、

ズボッ!

妙な音と共に栓が排水口に吸い込まれたわけです。

もちろん、栓は排水口ぴったりの大きさに作られているわけですから、そのまま排水口の奥に流れて行ったということにはならなかったのですが、

妙な角度で排水口に挟まったわけなんです。

なので、微妙な隙間を作ったまま栓がなされた状態になってしまいました。こうなると、その隙間からお湯が流れていくので、栓の意味を果たさなくなってしまいます。

「あらら・・ もう一回栓をし直さないと。」

そう思って、再度栓を外そうとしました。

「お?」

「うん??」

「あれ~?」

変な声とともに、栓が外れないことに気づきました。

そう。水圧です。

最初は簡単に外れたのに、今度はウンともスンとも動きません。

そして、徐々に減っていく浴槽のお湯。

「無意味に減っていくお湯がなんとも心苦しい。しかも浴槽、空っぽになったらどうしよう・・」

ジャブジャブ流れていくお湯を見る心苦しさを緩和する為の行為が、思いも寄らぬアクシデントからさらなる心苦しさを生み出していました。

必死になって、栓を引っ張ります。

栓についている鎖を引っ張るので、指が少し切れます。

しかし、少しでも無駄なお湯を減らしたい。

一生懸命栓を引っ張りました。

ズボッ!

また、妙な音がしました。と思うと、栓が抜けました。

栓が抜けたので、今度は勢い良くお湯が流れていきます。

その抜ける勢いに少し焦りながら、今度は慎重に栓を排水口に垂直にゆっくり丁寧に降ろしていきました。

ズボッ!

また、妙な音がしました。

成功です!

綺麗に排水口にピッタリと栓ははまっていました。

安堵感とともに、温かいお湯を注ぎました。

わずかな時間でしたが、いろいろな感情が沸き起こる出来事でした。。。。

2011.11.30

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