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風邪ひきには…
先週、風邪をひきました。
とは言ってみたものの、別にお医者にいって風邪ですと言われたわけではないんですが。日曜からちょっと体調が悪く、月曜日には体の節々が痛くなって、火曜は頑張って仕事にいったものの、水曜日、木曜日は中途半端な発熱と体力減退でお休みしました。
前回は、病気だと思う判断基準は、人それぞれだということを書きましたが、今回は、病気になってからとる行動も、人それぞれだというお話です。
あなたは、「風邪かな」と感じたら、まず何をしますか?私はひたすら温かくして、理想的には木綿のパジャマを着て布団にはいっていっぱい汗をかくまで寝ることに徹します。自分の体の感覚から、体力がありそうだなと思えば、お風呂にも入ります。柚子湯なんてのは、けっこうあったまりますよ。
それで汗をかけば、あとは熱も下がってくるし、体力もついてくるので、長くても2、3日あればすっかり元気になります。
みなさんは、風邪をひいたときどんな対処をしますか? 私がこんなふうに振る舞う背景には、いろいろな理由があるのですが、基本的にはそもそも「風邪」という病気がどういうものなのか、また人間の体はどうなっているのか、という根本的なことに対する考えが行動を強く左右しているのです。
そして、その考えに影響を与える「情報」は、あらゆる所から入ってきます。私達は常に、そういう情報にふれ、その影響を受けているのです。身近なところでは、風邪薬のテレビコマーシャルなんかをみているとよくありますね、風邪の元になるなにやら危険そうな赤いイガイガ物体が、体にはいってくると、体内で暴れ回って体が危険信号を発して、というようなシナリオが色鮮やかに表現されたり、とか。それで私達は、なんとなく「風邪」という病気について、理解しているようなのです。
でも、情報があふれかえる現代の社会においては、矛盾するようなこともあちこちで見聞きしますね。そういう情報を、私達はどのように振り分けているのでしょうか。いろんな方からお話をきいてきて、私の結論としてはこれです。
「自分が体験すること。」
本や雑誌、記事、テレビ番組、偉い人のお話や専門家の意見など、どんな所から得た情報でも、自分の体験に合致していなければ「そんなものかな」と思うくらいかもしれませんが、それが自分の体験にピタッとくるものであれば、「そうに違いない」と思えるみたいですね。実際に体験することが秘めるパワーとは、ものすごいものです。
みなさん、自分の「風邪対処法」について、記憶をさかのぼって考えてみてください。きっと納得されるはず。
2009.12.07