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温泉という文化
このところ厳しい寒さが続いています。終末は事務所内の配置換えという、力仕事をこなしたせいか、筋肉痛の気配が足から腰にかけてやってきています。
そんな時に疲れを癒したい!ということで、山梨県は山中湖畔にある温泉へ行ってきました。まだ雪が20センチほど積もっていましたから、さながら雪見の露天風呂という感じで、お湯も眺めも癒しになりました。
日本はほんとうに、こうした自然を活かした癒しの文化が古くから定着しています。とくに温泉というのは、火山の多い地学的特徴もあるのでしょう、日本津々浦々どこにいってもあるようですね。
最近では温かいお湯につかるというだけでなく、その水の成分についても色々とわかってきているようで、昨日訪れた温泉は「マイルドな硫酸塩泉系の単純温泉」ということで、「極めて特徴的なのは、水素イオン濃度(ペーハー)が10.0という非常に高いアルカリ性」という世界的に見てもユニークな温泉らしい。こういうことを聞いて行くと、また楽しみですね。
イギリスに住んでいたころ、ビクトリア女王の時代に有名人や高貴な人々が訪れたという「温泉」を訪れたことがありました。当時はその鉄分の多さから多少酸っぱい味のするその水が、万病を癒すということで有名だったそうです。しかしその温泉とは温かくもなんともなく、石を組んで作った棺桶のような風呂桶が、殺風景な小屋の中に安置してあるだけでした。これでは、水に浸かっている間はさぞかし苦しかっただろうなと思わず考えてしまいますね。
世界中には有名な「温泉」がたくさんあるようですが、その温かい湧き水をどう楽しむかは、その国その土地の人々の生活と密着していて様々のようです。
ちなみに、昨日初めて知りましたが、「ダイヤモンド富士」という現象が2月22日くらいまで楽しめるということで、昨日もカメラを抱えた人たちが大勢きていました。雪の中の温泉に浸かった後は、この優麗な山景色を見ながら帰路につきました。いやー癒された。
2010.02.08