名古屋市で第4回「これからの医療とまちづくりシンポジウム」を開催しました。
台風18号が近づく9月16日、名古屋駅に程近いウインクあいちで第4回「これからの医療とまちづくりシンポジウム」を無事に開催することができました。
近隣の市民、医療・行政関係者など約1,000人がご来場くださいました(全国49会場にも、映像をライブ配信しました)。
超高齢社会への突入を引き金に、わが国の医療とまちづくりは大きな転換を迫られています。
とりわけ健康長寿社会の実現、地方創生とコミュニティづくり、人間らしい暮らしと死の迎え方といったテーマが浮かび上がり、大小さまざまに尊い取り組みが重ねられるようになっています。
シンポジウムの前半では、その最先端の実例と向かうべき方向を地方行政、統合医療、看護、心理の各専門家から語っていただきました。
後半の全体討論では、診療報酬制度の行き過ぎと弊害、病気の前段階における統合医療的ケアの可能性、健康長寿に資する人とのつながり(ソーシャルキャピタル)の有用化などについて、楽しくも熱い議論が交わされました。
【各シンポジストの講演要旨はこちら】
統合医療、社会モデルの実践 (前・鳥取県南部町長 坂本昭文先生)
住み慣れたこのまちで暮らし続けるために (日本赤十字看護大学名誉教授 川嶋みどり先生)
いま求められる「和合」の心 (臨済宗建長寺派林香寺住職 川野泰周先生)
2017.09.22