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地理の授業

いつもありがとうございます。
ちゃっぴ~です。

今回のブログは、地理の授業の思い出話から始めたいと思います。。

ある日、授業がはじまると地理担当の先生が言いました。

先生「みなさん、スケッチブックを買ってきてください。」

そして、

「スケッチブック? スケッチブックってあの絵を描いたりするスケッチブックっすか?」

と僕は心の中で思いました。

眠い目をこすりながら自転車で学校に通うことだけでも辛いのに、その上、スケッチブックという大きな荷物を運ぶという、おっくうな状況を思い浮かべた僕は、その授業に対する意欲が薄れていきました。
(僕は高校生の時は体調がすぐれず、「登校」と「柔道」が一番やっかいだったのです。。笑)

しかし、
よくよく先生の話を聞いていると、スケッチブックにも目的があることが分かりました。

スケッチブックをどう使うかというと、
自分の興味の合った新聞の記事の切り抜きを貼り、そこに感想を書いてくるという宿題に使われるものでした。

新聞を読むということ、時事問題に興味を持つことなど、大事なことをスケッチブックを使って教えてくれようとしていたのです。

当時の僕にとって、新聞=テレビ番組欄 でした。
新聞なんて読むことをしていませんでした。

だから、スケッチブックの主旨を聞いても
イメージするのは、

テレビ番組欄の切り抜きを貼り、

「今日はボキャ○ラ天国が最高だった」

という感想を書く。。

そうしたものしか思い浮かびません。

仕方ないので、新聞を眺めて適当に記事を切り取り、スケッチブックに貼ってから感想を考えました。

内容もあまり確認せず、入ってくる文字で連想することを感想に書いたりしました。

そのとき入ってきた文字は「躾」
全く読めない漢字だったのですが、読めないからこそ、躾の「身」と「美」が目に入ってきました。

身を美しくするって書いて何て読むんだろう~

と思って、記事を読んでいくと「しつけ」についての記事でした。

そんなこんなで今でも「躾(しつけ)」という漢字は覚えています。

躾とは、礼儀作法をその人の身につくように教え込むことや、その礼儀作法そのものというような意味合いがあるみたいなのですが、

僕は「しつけ」に対して堅苦しいイメージしかなく、そこに「美」が伴ってくるものなんだと勝手に思い、日本語の美しさを感じたものでした。

その記事の感想を書いたとき、先生から褒められたのを覚えています。

あれから長い年月が経ったけれど、美しくなれているかなぁとふと思い返してみたりします。

2010.06.25

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