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この写真はイチゴ?

いえ、いつの時代も子どもの嫌いな野菜でNo.1に輝くピーマンです。

かくゆう僕も小学校時代は、この苦さがダメでした。_| ̄|〇

その後、いろいろなピーマンの美味しい料理に出合う中で克服し、数年前から家庭菜園で育てるようになってからは、好んでモリモリ食べるようになりました。

さて、このピーマン。11月に実をつけたのですが、”もうちょっと大きくなって欲しいなぁ”と思って、そのままにしてしばらく忘れていたのですが、

彼らは成長を選ばず、子孫繁栄モードに。

ご覧の通り、真っ赤に完熟してしまいました。

ならば、その願い叶えてあげようじゃないか( ̄∀ ̄)b
そのまま落下して自然に発芽させるという手もあったのですが、せっかく成った実も食べたいですから、種取りをして、周りの実は食べる事にしたのですが・・・


2つに切って、種を取ろうとすると妻が言いました。

「イチゴみたい・・・」

確かに。ヘタの部分が緑で、種が白いだけに見た目はイチゴです。
ピーマン嫌いな子どもがこれを見れば、もしかしたらイチゴだと思って喜んで食べるかもしれません。まぁ、食べた直後に”騙された”という顔で睨まれるでしょうが・・・

さて、来年の春の種まきに備えて、種は綺麗に取って、乾燥させて保存しておきます。
3つのピーマンから100粒ぐらいは取れたと思います。


次に調理に入ります。赤いピーマンは彩りが鮮やかで、ピザやサラダ、カルパッチョなどに使うと良いのでしょうが、今回の料理名は、

「俺のピーマン肉詰め」

そう、男の料理でいきます (≧∇≦)ъ
レシピは独身時代の7年前ぐらいに作った時の記憶、完成図は、小学校時代にピーマン嫌いを克服させようとして、母が何度も食卓に出していた時のイメージです(≧∇≦)ъ

なかばテキトーに作るというの事なのかもしれませんが・・・



肉詰めの材料は、豚挽き肉とタマネギ、それと冷蔵庫にエリンギがあったので、やわらかい触感を出そうと刻んで入れてみました。
味付けは、塩コショウ少々、ごま油、つなぎとしてパン粉を入れて、粘りが出るまで混ぜました

作りながら、「これ、ハンバーグのレシピじゃないかな・・・」と思いましたが、気にせず続行です。


粘りが出てきたら、肉詰め作業です。コツはピーマンの中に隙間なく詰めていくことですかね。

そして、肉を詰めて小麦粉をまぶして準備万端です。あとは油で揚げるだけです。

揚げている時に後悔しましたが、肉を詰めるといいながら、ピーマンに乗せるという力加減だったようです。1個が途中で分離してしまいまして、揚げてみると、ピーマンの素揚げとミートボールに変わっていました。



そして、これが完成品です。ちょっと揚げすぎたか・・・
奥に見える緑のピーマンを見て分かる通り、わが家の赤くなったピーマンは本当に小さかったんです。この3つのピーマンだけの肉詰めを作っても、お弁当の一品ぐらいな大きさなので、冷蔵庫にあった大きめのピーマンも使って、何とか夕食のメインディッシュにしました。

肉に味付けはしましたが、ちょっとグレードを上げようと、トマトケチャップとマヨネーズでオーロラソースを作りました。

妻が食べた感想は「おいしい」と、「ハンバーグみたい」

やはり、ハンバーグのレシピが混ざっていたか・・・_| ̄|〇

でもとても美味しかったです。
自分で愛情を込めて育てた野菜ですから美味しさ倍増なのかもしれません。
また、そういう食材を使っているだけに気持ちも入りますし、食べてもらう人に美味しいと言ってもらえるよう一生懸命作りましたから、発端は思いつきでも好結果だったと思います。

調理するたびに思いますが、料理はやはり、食材への愛情というか感謝、食事を楽しむこと、心を込めること、こういう気持ちがあると上手くいくのかもしれません。

2009.12.15

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