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コントロール
どうも。
こんにちは。
ちゃっぴ~です。
この間、海鮮を食べに行きました。
注文する前から「今日の気分はイクラ食べたいな~」って思っていたので、イクラを食べることは決めていたのですが、イクラ丼にしちゃうと他の海鮮が食べれなくなってしまう。
食べたい優先順位 1位はイクラ
それはゆるぎないけれど、他の海鮮も食べたい。。
海鮮の間で揺れ動く自分の心を楽しみながら、出した答えはフツーに海鮮丼でした。
まぐろのぶつ切りやイクラ、うに、しらすが入ったドンブリでした。
ドンブリが出てくると、僕はいつものようにイクラには手を出さず、まぐろのぶつ切りや、この中で一番興味がなかったしらすから口にしました。
しらすの海のかおりやまぐろの美味しさが口の中で混じり合って、まさしく「海の幸」を堪能出来ました。
次に少しうにをつついてから、食べたかったイクラを口にしました。
タレにつけられたイクラだったので、とても濃厚な味わい。
ふぅ~、美味しい~
って食事を楽しんでいたら、ふと思ったことがあったんです。
私って、食べたいものは出来るだけ後から食べるタイプだなぁって。
何となく、苺のショートケーキのイチゴを先に食べるか、後で食べるか・・・みたいな。。
(私はショートケーキに関しては、上に乗っているイチゴが落ちないか気になって、だいたい先に食べちゃうんですけどね。)
食べる順番とかってそれほど意識的に行なうものではなくて、本能のままにってところなんでしょうけど、量とか見栄えとか嗜好とかである程度コントロールしてるものだなぁって、改めて気づきました。
そう思ったときに、コントロール出来ることとコントロール出来ないことがこの世の中にあるなぁってことに意識が行きまして、また思ったことがあるんです。
例えば、出会い。
自分の出身や両親は生れた時点で決まっているので、選択するっていうコントロールは出来ないですよね。
友達との出会いにしても、通っている学校の中で友達を選ぶという、その枠の中で友達を選ぶことの取捨選択はコントロール出来ても、学校に入学してくる人自体をコントロールは出来ないですよね。
運命という大きな枠が与えられていて、その中で小さなコントロール出来る場面があるという感じ。
そう思ったときに、人間関係の反応もそんなところがあるかなぁって思ったんです。
人間関係の反応ってのも伝わりにくい言葉ですみませんが、えっと、ドラえもんの道具に「ニクメナイン」っていう薬があるんです。
この薬を飲むと憎めない人柄になって、いたずらしても笑って許してくれるようになるという道具です。
のび太と別の友達が同じことをしたのにも関わらず、のび太はなぐられ、友達は許してもらえたという出来事をきっかけにして出てきた道具なんですけど、人間には「人柄」とか、あるいは同じ出来事でも別の人なら怒ってしまうけど、また別の人なら許せてしまうといった、その人その人が持っている「雰囲気」というものがあると思います。
自分にとってコントロール出来ない与えられた「人柄・雰囲気」と、それを少しずつ捉えながらコントロールしていく「自分作り」が、人間関係においても存在するなぁって思ったんです。
でも、「自分作り」もすぐに出来るわけでも無く、与えられた「人柄・雰囲気」や持っている性質を変えていくことは時間がかかることでもあります。
そんな中で、家族や友達など、いろいろな人が自分の周りにいてくれます。
コントロール出来ない与えられた「人柄・雰囲気」をベースに持つ自分を受け入れて周りにいてくれる人がいるということはとても暖かいことだなぁと思うのです。
もちろん、それぞれ人間ですから相容れない人と出会うこともあるかもしれません。
でも、人生の中ではきっと自分を受け入れてくれる人、また自分が受け入れる人の存在はあると思います。
というよりも、人が生きているということ自体が大きく見れば自分が人を受け入れており、また人から自分を受け入れてもらっているということになるのかもしれません。
そう思って、周りにいるみんなのことを思うとなんだか一つ心優しい気持ちになりました。
2012.05.29