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スタンド バイ ミー

どうも、こんにちは。

ちゃっぴ~です。

今回は私の好きな映画の一つ、「スタンド バイ ミー」について触れたいと思います。

「スタンド バイ ミー」は映画も面白いのですが、小説もまた面白いです。

私は特に小説の出だしの部分が好きです。

“なににもまして重要だというものごとは、なににもまして口に出して言いにくいものだ。それはまた恥ずかしいことでもある。なぜならば、ことばというものは、ものごとの重要性を減少させてしまうからだ ― ことばはものごとを縮小させてしまい、頭の中で考えているときには無限に思えることでも、いざ口に出してしまうと、実物大の広がりしかなくなってしまう。だが、本当はそれ以上のものだ。そうではないだろうか?”

言葉は物事を実物大にしてしまうという、「言葉」のメリットとデメリットをとても感情的に表している表現だと思います。

特に

「なににもまして重要だというものごとは、なににもまして口に出して言いにくいものだ。」

の部分が好きです。

そして、「スタンド バイ ミー」は友情、子供と大人等々、様々なテーマが込められているように思うのですが、特に友情については面白い部分があります。

このフレーズです。↓

「俺が君の親なら職業コースに進むなんて言わせない
君には神様のくれた物書きの才能があるんだ 
粗末にしちゃいけない
誰かが守ってやらないと
君の両親ができないなら俺が守る」

進学コースに進むことをためらっている友人に対しての言葉です。

友人の作家の才能を信じ、その才能を応援したい気持ちを何てカッコ良く伝えるんだって思うセリフです。

(ひねくれてみるとするならば、「スタンド バイ ミー」に出てくる主要人物は12歳の設定なので、こんなセリフを言う12歳は末恐ろしいですな 笑)

そして、「一瞬の大事さ」を感じさせてくれたのも「スタンド バイ ミー」でした。(※若干のネタバレありです)

それは映画の最後の方で、何人かの友人たちとの人間関係について触れている部分があります。

その関係は「廊下ですれちがうときに挨拶する程度の仲」という表現で表されています。

一緒に親しい時間を過ごした仲間も、時間の流れの中では「廊下ですれちがうときに挨拶する程度の仲」となったとしても、仲良く過ごした時間は「なににもまして重要だというものごとは、なににもまして口に出して言いにくいもの」として自分の中で残っていることが、やんわりと伝わってくるラストになっています。

例え未来がどうなろうとも、一時でも親しく過ごすことが出来た時間というものは「なににもまして重要だというものごと」になりうるのだということを感じ、何事も先を心配してあれこれ考えすぎるのも良くないなぁと思わされました。(ちょっと飛躍した解釈をしてますが。。。)

と、まだまだ「スタンド バイ ミー」については触れたい部分がありますが、この辺にしておきます。

まだ見ていない人は、ぜひ見てくださいね!

2011.01.28

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