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初富士と鰹節
年明けを箱根で迎え、一日に車で実家へ帰りました。
空は晴天、気温はおそらく2度くらいだったですかね。高速入口へ向かう途中、目前に現れた富士山は、荘厳そのものでした。新年早々、縁起がいいなぁと揚々として故郷へ向かうことができました。
さて、新年第一週は非常に寒かったですね。日本全国、雪雪雪。中国や韓国でも、記録に残る大雪だったとか。
先日ヨーロッパに住む友人からメールがきましたが、イギリスでも非常に寒いお正月だったそうです。地球規模の寒気団なのかな、と思うと、ふと「温暖化はどこへいったの?」と考えてしまいます。
環境問題はもう地球規模の取り組みとして定着してきましたね。日本ではあらゆる大企業は環境を考えた商品開発、販促を行っていますが、みなさんは何かされていますか。
私は、環境運動の一環として「本物にこだわる」ことを始めました。一番最近のものとしては鰹節です。近頃はなかなか本鰹の固まりを買うのもあまり簡単ではなくなりましたが、パックに入ったものではなく、自分で削って出汁取りをしています。これがなかなか、本当においしい。
現代社会は「お手軽」「便利」が進むなかで、そのためにいろいろな「余分」がくっついてくることが当たり前になって、それが環境問題によって注目されるようになり、ゴミの分別や削減などが私達の出来ることとして定着してきています。でも、そのもとはといえば、そういうライフスタイルを求める姿勢にあるのかな、という個人的な気づきなんです。
便利になる反面、無駄が増える。そして気づかないところで、便利になることによって失われる、もののよさを、本物を求める中で再発見している感じですかね。なんせ、削りたての鰹節は、オダシにしても、お好み焼きにかけても、引き立てる力がまるで違います。「こんなに違うんだ」という感触を体験してしまうと、削る手間なんて些細なことよ、などとにんまりしながら、おいしいお味噌汁を堪能する日々です。
2010.01.07