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エコ リースづくり
ここ最近、クリスマスの演出として、玄関先にリースを飾る家が増えてきたように思います。
西洋で玄関先にリースが飾られている風景は、よく見られるようですが、丸い輪の形のリースには、幸運を輪の中に呼び込み、悪い運気を輪がはねのけてくれるいわれがあるそうです。
最近は”巣ごもり”が流行っていますが、冬の寒い時期に、部屋にこもって自然素材を使った手仕事をするのも楽しいものです。
玄関先に飾るリースも、クリスマス限定といわず、材料を少し変えるだけで長い期間楽しむことができるのではないかと、土台となるリースはそのままで、飾りを変えてどのくらいの期間楽しめるか、現在挑戦中です。
まずはクリスマスのリース。写真のリースで使っているのは、大仁瑞泉郷で集めたマツボックリ・サンキライの実・ヤシャブシ・ヤマイモのタネです。この時期、葉が落ちた木々に目をやると、木に巻きついているキラキラした物体が、ヤマイモのタネです。手に取ってみると乾燥し、カラカラになったタネは、金色に輝き、クリスマスらしさを上品に彩ってくれます。私にとってこの時期の山の中は、宝物の宝庫で、散策を楽しいものにしてくれます。
クリスマスが終わると、やれやれと胸をなでおろす暇もなく、お正月がやってくるわけですが・・・。クリスマスで使ったリース土台のみを使い、去年使ったしめ縄の切れ端や、水引、マツボックリ、ナンテンの実などをあしあい、シンプルなつくりにしました。本来ならこの飾りを松の内の1月7日あたりまで飾り、地方によっては1月15日の小正月にドンド焼きで燃やします。ドンド焼きの火で焼いたお餅を食べると、無病息災に過ごせるとの言い伝えがあるそうです。
無病息災に過ごすことに興味が無いわけではないのですが、しめ縄の小さな飾りは今回のテーマであるエコロジーにちなんで、来年に持ち越すことにしました。
お正月の次にやってくる年中行事(?)といえば、バレンタインデー!少し気が早いかもしれませんが、季節の先取りということで、バレンタインのリースを作ってみました。ここではクリスマスのリースから一部木の実やヤマイモの種をあしらった飾り部分を拝借し、リボンやその他の飾りをバレンタインらしくすることで、使いまわしではありながら、季節を感じ取ることのできるリースになるよう心掛けてみました。ピンクや赤の配色や、ハートの飾りがベタで気恥ずかしい感じもしますが、寒い季節だからこそ、こんなハートウォーミングなリースもアリかなーと勝手に納得しています。
このエコ・リースづくり、どのくらい続ければエコロジーになるかは不明ですが、目標は1年間!全ての季節を1つのリースで楽しめたらいいなぁと思っています。季節を感じながら生活することは、本来私達が健やかないのちを繋ぐために必要不可欠な要素ではないかと思っていますので、今後も継続してこのブログで「エコリース七変化」をアップする予定です。どうぞお付き合いくださ
2010.01.04