スタッフブログ
皆さんに大きな力がわきますように
この度の震災により、尊い生命を失われた方々に心からご冥福をお祈りしております。
また、震災により、甚大な被害をうけ不安な生活を余儀なくされていらっしゃる方々にお見舞い申し上げ、一日も早く平穏で明るい生活が取り戻せることを、切にお祈りしております。
さらには、大切な家族、親戚、友人、同僚、上司、部下など、つながりのある方々を亡くされ、あるいは被災されて、心痛めておられる方々にも、お見舞い申し上げます。
私の身の周りでも、様々な形で東日本大震災の影響がまだ続いていますが、いま本当につらい時間、つらい日々をすごされている方々のご苦労に比べれば、弱音をはくわけにはいかないと思います。
私も阪神淡路大震災で被災した一人ですので、その経験から自分なりに「今私にできること」を考えます。あの時、電気が復旧し、テレビがみられるようになって感じたのは、少し離れた大阪や関東では、一ヶ月もすれば何事もなかったかのように被災者の苦しい状況が忘れ去られてしまっているのでは、ということでした。一抹の寂しさを感じたものです。
今回の大震災も、早一ヶ月が経とうとしています。福島原子力発電所の問題が解決されない今でこそ、被災地の方々への国民の意識がまだ強いようですが、復興にむけて取り組まれる方々の努力は、今後何年も続いていくことを忘れずに、私が今できるのはささやかな事しかありませんが、続けていきたいと思っています。
先日NHKの番組でいっていたことの中で、心に残ったことがありました。被災者の方々にとって「がんばってください」という言葉を聞くのがつらい、という声でした。私もまったく同感でした。私は、「がんばりましょう」という言葉も少し違和感を感じます。
「祈り」というのは普段深く考えることもありませんが、人が祈るということに籠もる力は、私達が想像するよりも大きなものです。だから、私は「みなさんに、大きな力がわきますように」と心から祈ります。
そして、停電をものともせず、節電を心掛け、いつか岩手、宮城、福島はもちろん、その他の地域のみなさんが新たなまちとして立ち上がり、ふたたび豊かな東北をとりもどされた姿を楽しみにしています。
それまで、わたしも暗い懐中電灯の中での夕食も、ありがたくいただきたいと思います。
2011.04.06