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自然との向き合い方
第二関東大震災に遭遇した東京の病院を舞台にしたテレビドラマが過去に放送されました。
その中で「朝はまた来る」という回があります。震災によって最愛の人を亡くした人、家と店をなくした人が絶望と悲しみに暮れる中でも、いつかは必ず朝日が差す、光が差すという事を伝える応援メッセージ的な内容でした。ドラマでは、その「光」とは、信頼を寄せる人や思わぬ人からの励ましの言葉だったり、思い出の品や思い出の景色で、そこから勇気を貰い、立ち上がるという話でした。
被災者の皆さん、みなさんにも必ず朝は来ます。私はそう信じています。
東日本大震災では、地震と津波という大自然の猛威を知りました。私は沿岸部の被災地に立った時、多くの命を奪った海に対して、憎しみのような気持ちが湧いてきました。
一方で、地震に打ち勝つ、津波に打ち勝つという対立的な考えで対策をしても、この大震災に耐えられないのではないか・・・さまざまな思いが頭を巡りました。
多くの命を奪った海原を嫌悪することもあれば、朝日が昇る海原に勇気や希望を貰うこともある自然。私たちはどのように向き合えばよいのでしょうか。 いま、東海地方で満開を迎え、今後は東日本で咲き誇り、多く人に癒しや励ましを与えるであろう桜をみていると、ふと写真を撮って、みなさんに投げかけてみたい気になり、このブログを書いた次第です。
2011.04.11