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New green tea time
皆さんはお茶を飲みますか?
実は先日、お茶摘み(手摘み)体験をしてきました。いわゆる、新茶です。
新茶はその名の通りで、お茶畑の新芽の部分を採取したものが新茶となるのですが、今年は天候不順の影響から生育率が悪く、お茶で有名な静岡県でも相当数の被害があったのはご存知かと思います。
そんな貴重な茶摘み、僕が行った場所は信州・南信濃にある茶畑でしたが、ここは50年の歴史を持っていて、農薬等一切使わない安心・安全のピュアなお茶を育てています。 ちなみに茶の種類は写真からもわかるように、緑茶(在来種のもの)を採取しました。
緑茶は日本でもっとも飲まれているお茶で、よく耳にするカテキンは緑茶に多く含まれています。カテキンには、血中コレステロールの低下をはじめ、体脂肪低下作用、がん予防、抗酸化作用、虫歯予防、抗菌作用、抗インフルエンザ作用、血圧や血糖上昇抑制作用、口臭予防(脱臭作用)等、健康を援助する効果がたくさんあります。
ここで採取されたお茶は、新鮮な新茶のため、その効果は絶大なことと思います。
特に、茶葉は畳の上で休ませるので、茶葉君たちも気持ち良さそうでした。
それだけでなく、天竜川の影響で霧に包まれやすいこの地域のお茶は、普通のお茶よりも美味しいとのこと。
そして、何より極めつけは手摘みだったということ。手摘みは味が逃げないそうです。
このように採取された茶葉は、すぐ近くにある工場へ持っていき、そこで茶葉は蒸され、さらにそれを機械に移すと、僕たちがよく見る「お茶っ葉」と呼ばれるものになります。
僕は、このお茶摘み体験を通して、すごく勉強させてもらいました。
また、色々考えさせられました。
例えば、現代は完成したものばかりが並んでいるので、1人1人が「できるまで」といった過程を学ぶ機会が少なくなってきています。
歌でもよく「失った後に気づく」というような歌詞を耳にしますが、そういった完成したものばかりが並んでいる環境は、物ができるまでの過程という意味での感謝を忘れがちにしているようにも思いました。
そんな風にお茶から命の尊さを学んだのでした。
2010.05.25